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中国帰国後の職務体験
野村綜研(北京)系統集成有限公司
開発部上級エンジニア 湯龍
私は現在、野村綜研(北京)系統集成有限公司で小売業情報システムの開発と保守の仕事をしています。
数年前、私はある日本のソフトウェア開発会社にプログラマーとして採用が決まり、東京へ赴きました。すぐに大手システムインテグレータに派遣されて、システム開発を行うことになりました。仕事の中身の理解が深まるにつれ、私はそのソフトウェア開発会社で開発に携わっていても、システムの全体像が見えてこないことを認識するようになりました。入社後最初は個別のプログラム開発、能力が高くなってくるとシステムの詳細設計を部分的に手がけましたが、その先は派遣先でシステムの全体設計を手伝うことぐらいに留まりました。全体設計に参画できるのはパートナー会社の中のでも数少ない経験豊富なSMだけです。しかし、お客様と直接確認でする機会は少なく、システム全体を把握するのは難しい中で、そのシステムが業務要件を満たしているのか、どの部分を改善していくべきなのかもわからない状態でした。以上のような考えから、数年仕事をした後、中国へ帰国することを決意しました。
NRIが北京で設立した現地法人の野村綜研(北京)系統集成有限公司に入社してから、私は自分の選択が正しかったと確信できるようになりました。この会社が私に能力を大きく発展する可能性やしっかり学べるチャンスをくれたおかげで、数年の間に、私はプログラマーからSEに成長することができました。野村綜研(北京)系統集成有限公司では、最初のプロジェクトの立ち上げから、業務分析、見積りや開発スケジュールの策定は勿論、概要設計から全体設計までを、自らがお客様と一緒に検討し、直接お客様の要望や考えを取り入れています。これらは私にとって、多くの業務知識を学び取ることのできるチャンスであり、お客様と相対しての経験を積み重ねられる有意義な場です。総合的な視点からシステムを把握した後、詳細設計もある程度受け持ち、プログラムの開発、単体テストと連結テストは中国国内のパートナー会社にお願いしています。総合テスト、連結テストとリリースに至っては、そのテスト計画と実施計画を作成する責任を負います。リリース後にシステムに何らかの問題が生じた場合やお客様のお取引先様が変更を要求してきた場合、お客様は直接私たちに問い合わせてきます。一方ではエンドユーザとしてのお客様と接点を持ち、他方ではパートナー会社の開発管理を行っているのです。私はソフトウェア開発会社で働いた経験から、パートナー会社で働いている彼らの感じていることはよく理解できますし、日本で働いていた当時について見聞きしたものも参考になっています。このような立場の変化によって、私は自分がシステムの管理者として、細かい部分だけでなく、広く全体像を見渡すことができるようになりました。
NRI北京では、日本のNRIの社員と共に働き、常にコミュニケーションを取っています。それらを通して、私たちはNRIの大型システム開発についての考え方や開発手法を理解し学んでいます。同時に横の繋がりとして、私たちは常に多くの国内大手ソフト・ハードウェア企業と協力しており、お互いに経験を吸収し合っています。私たちの取引先は主に中国国内の大型日系企業であることから、現在の会社の規模は大きくなくてもその開発水準を下げることはなく、完全にNRIの標準に基づいて仕事をしています。お客様に日本と同じ質の良いサービスを提供することが、私たちのポリシーです。
現在、私は毎日ある種の緊張感を保ちながら忙しく仕事をしています。しかし日本にいた時と違い、自分の仕事に非常に意義を感じ、自分の努力でお客様の営業水準や経営利益が高められることを、とても誇りに思っています。私に共感し、中国に戻ることを希望する同胞が仲間として加わってくれることを期待しています。
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